◆オリーブの話 ワインとアロマセラピーにも深い関係


 オリーブの話
 ワインに欠かせないおつまみ的存在のオリーブは、「祝福の木」とも呼ばれます。葡萄やいちじくと同じくらい古く、聖書などにもよく登場する植物でもある。その生命力は、繁栄と平和のシンボル。美容と健康に世界中で愛用されています。
 モクセイ科の常緑樹。平均気温16〜23℃、南北両半球の緯度30〜45℃地帯で栽培されています。好適地は、熱く乾いた夏と温暖な冬を有する地中海沿岸気候地域など。葡萄同様に地中深く根を伸ばし、降水量が少なく痩せて乾燥した土地や岩盤土壌でよく育ちます。
 オリーブオイルは、「液体の黄金」と呼ばれています。バージンオイルと上級オイルが食用、二級が灯火(燃料)用オイルと三等級に分けられます。ローマ帝国の有力貴族たちは、オリーブ園を経営しオリーブオイル生産を組織的におこないました。オリーブのシンボルは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの多くの宗教で聖なる油として扱われています。
 旧約聖書の創世記「ノアの方舟」では、大洪水後にノアが7日後の二度目に放った雌鳩が、口にオリーブの若葉をくわえて帰り、陸地が乾いたことを知り上陸するできごとが記されています。ここから、春分を象徴し、肥沃、豊穣、繁栄を意味するようになりました。
 オリーブオイルは、キリスト教の聖油(聖香油:聖油には三種類ある)として四つの秘蹟に使用されています。入信の準備と洗礼の塗油、堅信、叙階(品級)、病者(終油)の各秘蹟において額に塗られます。聖油の祝別は、年に一度、御復活祭前の受難週「聖木曜日:主の晩餐のミサ聖祭」前の日中「聖香油の祝福式」が、司教座(ecclesia cathedralis エクレシア・カテドラ「司教座聖堂」)において行われます。聖油のルーツは、旧約聖書のメシア(マーシーアハ;救世主=キリスト:神によって油注がれし者:イスラエルの王に「神の人:祭司または預言者」から聖なる資格を与えられるためのもの。)から由来します。
 旧約聖書 脱出(出エジプト記)第30章22〜35節に、
「主はまた、モーゼに仰せられた、『最上の香料を手に入れよ。純良の没薬(ミルラ)の五百シェケル、その半分すなわち二百五十シェケルの薫り高い桂皮(シナモン)、さらに、聖所のシェケルをもとにして、五百シェケルの肉桂の枝をとり、また、オリーブの油一ヒンをとれ。これらを香油作りの手によって混ぜ合わせ、聖なる注ぎの油のために聖油をつくらせよ・・・聖なる注ぎの油に用いる聖油である。それを一般の人の体に注ぐことは許されない。また、私が命じた調合の仕方で、それと同じようなものをつくることも許されない。・・・その調合をまねたり、その聖油を一般の人に注いだりする者は、民の中から断ち切られる』・・・『ナタフ香、セヘレト香、ヘルベナフ香、純正香、それらの香料を同じ量ずつととのえて、それを、香油作りの手で混ぜ合わせて薫香にし、さらに塩を加えて、純にして聖なるものにつくれ。・・・私が先に命じたのと同じ調合の仕方で、おまえたち自身のために香をつくってはならぬ。その調合の香は主のものだけであると考えよ。その調合をまねて香をつくり、それをかぐ者は、民の間からしりぞけられなければならぬ。』」と、書かれてあります。
 この聖油と薫香は、聖別用の油,聖なる香で一般の人の体に注いだり使用してはならない。また、主が命じられた調合と同じ調合で同様のものを勝手につくることは許されないとあります。

 ※注ぎの油=歴史書では、君主に対してだけすることになっていました。王を聖別するもの。また、大祭司だけが注ぎ油をされることになっていました。後に、すべての祭司が注ぎ油を受けることになりました。

☆「エキストラバージン・オリーブオイル」は、アロマセラピートリートメント用オイル(基底剤)、ベースオイル(キャリアオイル)としても日本で注目されるでしょう。

unrefind:未精製 、cold pressed:冷搾と表示されたナチュラルベースオイルを使用します。
 鉱物油は、使用禁止(ミネラル油添加のベビーオイルは石油から抽出している)です。
 精油が皮膚を浸透するのを妨害するからです。合成油も使用禁止です。
 エキストラバージンオリーブオイルは、柑橘系精油(エッセンシャルオイル)とよく合う。

外出時は、必ずサンプロテクト(UV対策):特別太陽に敏感な肌でなければ、日焼け止め作用のある天然のオイルであるエキストラバージンオリーブオイルを推奨します。未精製の圧搾・冷窄抽出の100%ピュア無添加オイルであることが望ましいです。

 オリーブの主要生産地は、ギリシャ、イタリア、スペインなどで、トルコやエジプト周辺でも栽培されています。高級オリーブオイルの需要が増加し、品種のブレンドオイルより、「シングル・エステート・オイル」の市場が世界的に拡大しています。エキストラバージンオリーブオイル(一番絞り:first pressing)は、フルーティな香りと味を楽しむためサラダなどのドレッシングとしてそのまま熱を加えず食用とするのに適しています。(遊離酸度も低い:オレイン酸換算0.8/100g以下、新鮮)。


エキストラバージンオリーブオイル
【生活の木・キャリアオイル】
オリーブ・エキストラバージンオイル250ml
エキストラバージンオリーブオイルは、圧搾の開始直後に搾り出される一番絞りのオイルです。オリーブオイルは、多量のオレイン酸を含んでいます。皮膚を柔らかくする軟化作用、かゆみや赤味を静める鎮静作用があるといわれます。使用感の重いオイルなので、アロママッサージに使用する場合は、ホホバオイルなどに約20%の割合で加えて使用してください。
●抽出部位:果肉/圧搾法 ●原産国:イタリア ●標準鹸化価:190 ●内容量:250ml ●開封後の目安:4ヶ月以内

マグダラの聖マリアが持っているのはナルドの香水オイル(香油)
基底剤(ベースオイルは純良なオリーブオイル)


マグダラの聖マリアの黄金伝説はこちらです。
http://a.baramado.info/?cid=33626&page=8




クリヴェルリ「マグダラの聖マリア」全画

聖なる読書と伝説「薔薇窓」 http://baramado.info/ 著者:Joanne del apocalypse



戻る↑冒頭へ