| | 名 称 | ラべンダー、スパイク ( Lavandula latifolia) | | 科 名 | シソ科 | 価格帯 安価 | | 別 名 | アスピック | | 特徴と産地 | 真性ラべンダーと非常に類似、スパイクの葉は大きくざらざらしており、花は灰色を帯びた藤色、茎に密集して咲く。フランスとスペインの山岳地方原産。エッセンシャルオイルもこの2 カ国が世界生産量の大部分を占める | | 抽 出 法 | 花から水蒸気蒸留 | | オイルの性質 | 無色から淡黄色の液体。フレッシュな樟脳系の芳香は、真性ラべンダーとローズマリーがまじったような芳香。頭をはっきりと覚醒させる | | 主 な 成 分 | シネオール、カンファー、リナロール、酢酸リナリル | | 作 用 特 性 | 真性ラベンダーとほぼ同等、樟脳がより強く、よく呼吸器系疾患に用いられる。フランスのアロマセラピー医は、真性ラべンダー70%スパイクラべンダー30%の混合比で“活性化”させ相乗効果を引き出す | アロマセラピー利 用 | スキンケア(ほぼ全肌質)、にきび、アレルギー、水虫、おでき、打撲症、湿疹、フケ症、皮膚炎、火傷、しもやけ、乾癬、たむし、疥癬、虫の刺し傷、防虫、喘息、耳痛、咳、風邪、インフルエンザ、カタル、咽頭炎、吐き気、疝痛、膀胱炎、月経痛、抑うつ症、頭痛、不眠症 | | ブレンド相性 | べルガモット、サイプレス、ユーカリ、ジュニパーべリー、レモン、プチグレイン、パイン、 ローズマリー | | 注 意 | 刺激性,感作性は一般的にないが、高濃度,未希釈で適用すると肌に刺激を与える可能性あり |
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| 名 称 | レモン (Citrus limon) | | 科 名 | ミカン科 | 価格帯 たいへん安価 広く入手可能 | | 別 名 | C. limonum | | 特徴と産地 | 樹高約5mに育つ常緑高木、鮮やか黄色果実、ピンクを帯びた白い花。原産地アジア、地中海地方で帰化。エッセンシャルオイルは主にイタリア、キプロス、イスラエル、カリフォルニアで生産 | | 抽 出 法 | 果皮から冷搾。蒸留したオイルの入手も可能だが香りは劣る | | オイルの性質 | 淡黄色の液体。新鮮な果実のようにフレッシュでシャープな芳香を嗅ぐと元気づけられたり、清涼感を感じる。 | | 主 な 成 分 | リモネン、テルピネン、ピネン、ミルセン、シトラール、リナロール、ゲラニオール、シトロネラール | | 作 用 特 性 | 抗貧血、抗菌、抗リウマチ、消毒、抗けいれん、解毒、収斂、殺菌、駆風、白血球増殖、細胞成長促進、浄化、利尿、解熱、 止血、血圧降下、殺虫、血行促進、発汗、強壮、駆虫 | アロマセラピー利 用 | スキンケア(脂性肌)、にきび、おでき、しもやけ、いぼ、セルライト、関節炎、高血圧、循環不全、リウマチ、喘息、咽喉痛、気管支炎、カタル、消化不良、風邪、インフルエンザ | | ブレンド相性 | 他の柑橘糸オイル、ローマンカモミール、エレミ、フランキンセンス、ジュニパーべリー、ラべンダー、ミルラ、ネロリ、プチグレイン、ローズ、サンダルウッド、イランイラン | | 注 意 | 冷搾には光毒性がある。 色素沈着を起こす恐れがあるため肌への適用直後に日光にあたらないこと。但し、蒸留した精油には光毒性はない。貯蔵寿命が短く使用は購入後6 カ月以内。一度酸化すると肌を刺激しやすくなるため低濃度希釈で使用 |
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| 名 称 | レモングラス、ウェストインディアン(Cymbopogon citratus ) および イーストインディアン・レモングラス(C.flexuosus ) | | 科 名 | イネ科 | 価格帯 安価 広く入手可能 | | 別 名 | − | | 特徴と産地 | 熱帯アジア原産。インド、スリランカ、インドネシア、西インド、アフリカで栽培。エッセンシャルオイルは主にグァテマラとインドで生産 | | 抽 出 法 | 新鮮である程度乾燥した草から水蒸気蒸留 | | オイルの性質 | ウェストインディアンレモングラスは赤色系琥珀色液体、アーシー系の甘いレモンに似た芳香。イーストインディアンレモングラスは黄色系琥珀色液体、芳香はウェストインディアン種より軽め。気持ちを元気づけ、清涼感を感じさせ、人によりリラックス感や覚醒させられる | | 主 な 成 分 | シトラール、ジペンテン、リナロール、ゲラニオール | | 作 用 特 性 | 鎮痛、抗うつ、酸化防止、殺菌、収斂、駆風、デオドラント、解熱、殺真菌、催乳、殺虫、神経鎮静、血行促進、強壮 | アロマセラピー利 用 | 水虫、防虫、疥癬、筋肉痛、循環不全、乳汁の不足、疝痛、消化不良、発熱、感染症、頭痛、神経系疾患、ストレス疾患 | | ブレンド相性 | べルガモット、カルダモン、ローマンカモミール、クローブ、ユーカリ、ゼラニウム、ジンジャー、ラべンダー、ミルラ、パルマローザ、パチュリー、プチグレイン、ローズマリー | | 注 意 | 香りが非常に強いため控えめに使用。敏感肌を刺激する恐れがあり0.5%以下に希釈して使用 |
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| 名 称 | ローズ (Rosa centifolia , R.damascena ) | | 科 名 | バラ科 | 価格帯 高価 ローズオットーはさらに高価 | | 別 名 | R.centifolia:キャベッジローズ、モロッカンローズ、インディアンローズ、 R.damascena:ダマスクローズ、ブルガリアンローズ、ターキッシュローズ。 エッセンシャルオイルを精製するローズは、主にこの2種類。この中からさらに多くの亜変種と栽培種を交配、商業栽培されている。新種イングリッシュローズ・フィトルオイルには多くの栽培種が混合され品種の特定は困難。このオイルは使用され始めたばかり | | 特徴と産地 | 落葉小低木、トゲのある茎と大輪の芳香よい花。キャべッジローズは花びらの多い淡いピンク色の花。ダマスクローズは、花びらの少ない濃いピンク色の花。ペルシャからはじまり現在は世界中で栽培。R.centifoliaのオイルは主にモロッコ、チュニジア、イタリア、フランス、中国で生産。R.damascenaのオイルはトルコ、フランス産もすばらしいが、最高品質はブルガリア産 | | 抽 出 法 | アロマセラピーで使用されるローズオイルは、新鮮な花びらを水蒸気蒸留したローズオットーと溶剤抽出したローズ・アブソリュートの2種類で、ローズオットーが好まれる。ローズウォーターは水蒸気蒸留過程における副産物 | | オイルの性質 | ローズオットーは無色の液体、低温では半固体になる。甘くまろやかな芳香、わずかにクローブとバ二ラの香りを思わせる。ローズ・アブソリュートは黄色系オレンジ色の粘性液体、芳香はオットーと類似、オットーのもつスパイシーなバニラの芳香ニュアンスはない。ローズオットーはぬくもりを感じ陶酔させ、ローズ・アブソリュートはぬくもりを感じ精神を高揚させる。どちらも催淫性がある | | 主 な 成 分 | ローズオットーとローズ・アブソリュートの化学成分は300種以上と大変複雑。但し、大半のローズオイルは多量のシトロネロール、ゲラニオール、フィルネソール、ネロール、ステアロプテンを含有 | | 作 用 特 性 | 抗うつ、抗炎症、消毒、抗けいれん、抗ウイルス、収斂、殺菌、催胆、細胞成長促進、浄化、通経、止血、強肝、緩下、鎮静、健胃、強壮、子宮強壮 | アロマセラピー利 用 | スキンケア(ほぼ全肌質)、毛細血管の破れ、湿疹、動惨、呼吸器系疾患、吐き気、月経異常、過多月経、抑うつ症、不眠症、頭痛、月経前緊張症候群、神経の緊張、ストレスによる疾患 | | ブレンド相性 | 柑橘系オイル、フローラル系オイル、シダーウッド、コリアンダー、ローマンカモミール、ジャーマンカモミール、クラリセージ、フランキンセンス、プチグレイン、サンダルウッド、バニラ | | 注 意 | ローズオットーの芳香は非常に強いため控えめ使用。どちらのオイルも刺激性、感作性はなく、一般的に全エッセンシャルオイル中最も毒性は低いが、この2種類ではアブソリュートの方が過度の敏感肌を刺激する可能性がある |
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| 名 称 | ローズマリー (Rosmarinus officinalis) | | 科 名 | シソ科 | 価格帯 普通 広く入手可能 | | 別 名 | R.coronarium | | 特徴と産地 | 花をつける常緑低木、樹高約1.8mに成長。針形の葉は固く鋭い、表面は濃色、下側は薄色。花は青系唇形花弁、小アイリスと類似。地中海地方原産、世界中で栽培。エッセンシャルオイルは主にモロッコ、フランス、スペインで生産 | | 抽 出 法 | 花の咲いた先端部分を水蒸気蒸留。植物全体から抽出したオイルは品質劣る | | オイルの性質 | 無色〜淡黄色液体。わずかに樟脳系芳香をともなうウッディ調樹脂系芳香。品質の劣るオイルは樟脳の芳香が強くなる。この芳香を嗅ぐとリフレッシュ、頭がはっきりし、ぬくもりを感じ、元気づけられる。催淫性もある | | 主 な 成 分 | ボルネオール、カンフェン、カンファー、シネオール、ピネン、テルピネオール | | 作 用 特 性 | 鎮痛、抗菌、下痢止め、酸化防止、抗リウマチ、抗神経痛、強心、駆風、胆汁分泌促進、細胞成長促進、白血球増殖、利尿、通経、殺真菌、殺寄生虫、血行促進、副腎皮質刺激、発汗、癒傷 | アロマセラピー利 用 | 脂性肌、脂性髪、フケ症、健康な髪の成長促進、アタマジラミ、防虫、疥癬、呼吸器系疾患、各種筋肉痛、リウマチ、循環不全、月経痛、風邪、インフルエンザ、頭痛、精神的疲労、抑うつ症、神経的疲弊、ストレス疾患 | | ブレンド相性 | バジル、シダーウッド、柑橘系オイル、コリアンダー、エレミ、フランキンセンス、レモングラス、ラべンダー、ペパーミント、プチグレイン、パイン | | 注 意 | 妊娠中の使用は避ける。てんかんを患う人は発作を引き起こす恐れがある。敏感肌を刺激する可能性があり、低〜中濃度に希釈して使用 |
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| 医 学 用 語 解 説 | | 作 用 名 | 内 容 | | 強心剤 | 心臓に関わる諸疾患に用いる薬 | | 強心作用 | 心臓を強める作用 | | 強壮剤 | 強壮に用いる薬 | | 強壮作用 | 全身又は特定の器官を活性化、強化する作用 | | 強肝作用 | 肝臓機能を高める作用 | | 去痰作用 | 消化器系の過度の粘膜を除去する作用 | | 駆虫作用 | 腸に寄生する寄生虫を除去する作用 | | 駆風作用 | 消化器系を刺激し胃をリラックスさせ腸内の溜まったガスを排出させる作用 | | 解毒作用 | 毒を中和する作用 | | 血圧降下作用 | 高い血圧を下げる作用 | | 血管拡張作用 | 血管壁を拡張させる作用 | | 血管収縮作用 | 血管壁を収縮させる作用 | | 血行促進作用 | 循環器を刺激し血液の流れを促進する作用 | | 解熱作用 | 高い体温を引き下げる作用 | | 健胃作用 | 胃を健康にする作用 | | 緩下作用 | 腸内不容物の排泄をうながす作用 | | 健康回復作用 | 心身の健康を回復する作用 | | 抗アレルギー作用 | アレルギー反応を抑制する作用 | | 抗ウイルス作用 | ウイルスの増殖を抑える作用 | | 抗うつ作用 | 落ち込んだ気分を引き上げる作用 | | 抗炎症作用 | 炎症を抑える作用 | | 抗菌作用 | 雑菌の増殖を阻止する作用 | | 抗けいれん作用 | けいれんを抑え、又はやわらげる作用 | | 抗血管拡張作用 | 血管拡張を打ち消す作用 (血管拡張はくしゃみや皮膚の不快な刺激などアレルギー反応の一部として身体に起こる) | | 抗出血作用 | 出血を防ぐ作用 | | 抗腫傷作用 | 腫傷を予防又は腫傷成長を抑える作用 | | 抗神経痛作用 | 神経痛を緩和する作用 | | 抗生作用 | 微生物、主にバクテリアを殺す作用 | | 抗貧血作用 | 貧血を予防、回復する作用 | | 抗リウマチ作用 | リウマチ疾患の症状を緩和する作用 | | 催淫作用 | 性欲を高める作用 | | 催胆作用 | 肝臓を刺激して胆汁分泌をうながす作用 | | 催乳作用 | 母乳の分泌をうながす作用 | | 催乳抑制作用 | 母乳の分泌を抑える作用 | | 細胞成長促進作用 | 皮膚細胞の再生をうながし、瘢痕形成の治癒を高める作用 | | 催眠作用 | 睡眼を促す作用 | | 殺寄生虫作用 | ノミやシラミなどの寄生虫を殺す作用 | | 殺菌作用 | バクテリアを殺す作用 | | 殺真菌作用 | 真菌を死滅させ、増殖を抑える作用 | | 殺虫作用 | 幼虫を殺す作用 | | 酸化防止作用 | 空気にさらされることによる酸化を防止、又は遅らせる作用 | | 子宮強壮作用 | 女性生殖器を強壮し、正常化する作用 | | 刺激作用 | 心身の働きを活性化する作用 | | 止血作用 | 出血を止める作用 | | 疾患予防作用 | 病気を予防する作用 | | 収斂作用 | 組織を引き締め、組織内への分泌を減少させる作用 | | 浄化作用 | 血中,臓器中の不純物を除去する作用 | | 消化促進作用 | 消化を助ける作用 | | 消毒作用 | 微生物を殺す作用 | | 脂漏抑制作用 | 皮脂の分泌を抑える作用 | | 神経鎮静作用 | 神経系を整えて強化する作用 | | 頭脳明噺作用 | 頭をはっきりさせる作用 | | 制吐作用 | 嘔吐を抑える作用 | | 性欲抑制作用 | 性欲を抑える作用 | | 咳緩和作用 | 咳を鎮め、抑え、又はやわらげる作用 | | 胆汁分泌促進作用 | 胆嚢を刺激して胆汁分泌をうながす作用 | | 鎮痙作用 | けいれんを鎮め、抑え、または予防する作用 | | 鎮静作用 | 神経系を鎮め、ストレスを軽減する作用 | | 鎮痛作用 | 痛みをやわらげる作用 | | 通経作用 | 月経を刺激し、正常化する作用 | | 低血糖作用 | 血糖値を下げる作用 | | デオドラント作用 | 不決な臭いを消す作用 | | 肺疾患作用 | 肺疾患への治癒を助ける作用 | | 発汗作用 | 発汗を促す作用 | | 白血球増殖作用 | 感染病に対する身体の免疫を高める助けとなる白血球を増殖する作用 | | 腐敗防止作用 | 腐敗を遅らせる作用 | | 分娩促進作用 | 陣痛をうながす作用 | | 免疫強化作用 | 免疫系を高め、強める作用 | | 癒傷作用 | 外傷や切り傷の治癒を速め、助ける作用 | | 利尿作用 | 排尿をうながす作用 | | 流産誘発作用 | 流産を引き起こす作用 |
【参考文献】 アロマセラピー百科事典/著者:クリッシー・ワイルドウッド、日本語版監修:栗崎小太郎 氏 (発行:株式会社日本ヴォーグ社)
ダマスクローズについての記事:アーティクル
代表品種 ☆イスパハン(Ispahan):花径6cm 樹高1.5〜1.8m 開くと深いピンク色を中心に覗かせ、愛おしさを感じさせるダマスクローズ。咲き進むと花弁が尖り、そり返って豊満なロゼット咲きに変わっていく。強いダマスク香がある。
☆ダマスクローズ 濃厚な「ダマスク香」がある。花色はピンク系が多い。耐暑性が高い。
ダマスクローズ(Rosa damascena)より水蒸気蒸留法で抽出されるのが、ローズオットー。 アロマセラピー(テラピー)使用に適しています。 キャベッジローズ(Rosa Centifolia)から溶剤抽出法で抽出するのが、ローズ・アブソリュートです。 ローズオットーは、ほぼ無色透明、ローズ・アブソリュートは、美しく透明感ある赤色。低温で固まった精油は、手で温めて液体に戻します。通常の精油(エッセンシャルオイル)と異なり劣化が遅く、長期間品質の安定した精油です。
ローズオットーの抽出されるダマスクローズ(Rosa damascena)は、ほとんどがブルガリア、トルコで生産されていますが、百年の栽培歴史を持つブルガリア産ローズオットーが、最高品質とされています。 棘のある落葉少低木、香りと同様美しい花を5月〜6月にかけて咲かせます。ダマスクローズの特徴は、キャベッジローズと比較して花弁数が少ないことです。太陽光にあたると花の精気ともいえる精油(エッセンシャルオイル)分が気化するため、最も精油含有量が高くなる日の出前早朝に花を摘み取り、収油量を最大にするため即座に水蒸気蒸留で抽出します。 水蒸気蒸留で1kgの精油(エッセンシャルオイル)を抽出するためには、約5,000kg(5t)ものダマスクローズの花が必要です。1滴(0.05cc)を得るのに、約50本の花が必要という計算になります。
薔薇の花から水蒸気蒸留によりローズオットーを抽出する方法は、10世紀のペルシア(現在のイラン)の医師であり科学者アウィケンナ(イブン・シーナ)が、錬金術の実験をしている過程で発見したとされています。 最初の水蒸気蒸留による精油(エッセンシャルオイル)抽出は、錬金術の“賢者の石(不老不死)”抽出過程の産物だったと言われますが、歴史の上で、実際蒸留に使用された可能性のある器具類は、もっと古い遺構から発見されており、古くから原始的な水蒸気蒸留が行われていました。 アウィケンナによって水蒸気蒸留方法が確立され、当時のアラビア世界に広まった後、ヨーロッパへも伝播し盛んに行われるようになったとされます。中世ヨーロッパにおけるローズオットーは、貴族の愛用品でした。 現在では、化粧品、石鹸、香水、その他芳香商材原料として広く利用されています。 但し、商品の中には、本物のローズオイルではなく、パルマローザ、ゼラニウム、擬似化学香料など偽和されたものを使用することがあります。香料として工業製品の原料用に使われる精油(エッセンシャルオイル)は、純度や真正を優先しないため偽「ローズオイル」流通の温床となります。そのため、100%真正でない精油が、アロマセラピー用のエッセンシャルオイルとして市場に出ることがあるため注意して下さい。 信用のおけるお店や成分検査により精油の保証をしているお店でお求め下さい。
PS.info 【 追記 : うわさの芳香ガムについてサンプリング(試食)実感、評価 】
最近、≪カラダ香るフレグランスガム オトコ香る Rose Menthol ≫ と称した芳香ガムがKF社から販売され、ちょっと気になって購入してみました。価格は、市販のガムよりやや高価で内容量9枚のところ[\150.-]でした。芳香成分は、<香り成分ゲラニオール配合> と表示されていました。 原材料名を見ると、・・・ 還元乳糖、マルチトール、還元水あめ、マカエキスパウダー、ガムベース、甘味料にソルビトールとアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物とスクラロース、香料(他は何でしょう?)、酸味料、軟化剤、増粘剤にプルラン、着色料にカルミン酸とクチナシ色素、原材料の一部にゼラチンと乳成分含有。 ・・・と、書いてありました。つまり、見た目は、ほとんど化学合成品。還元とは、濃縮したものを再び元に戻す操作をしていることですから、一体何で薄めたのかが問題となります。生理食塩水か水道水か蒸留水か?甘味料、酸味料、軟化剤、増粘剤、も気になるところです。
ローズメンソールとはありますが、芳香は、エッセンシャルオイルのローズオットーとは全く違います。口に入れると初めに濃厚な甘さと甘味料の芳香、それから良くある造られたような芳香、ずーと噛んでいるとようやくローズらしき芳香成分(ゲラニオール)が支配的になっていきます。ローズと言うよりは、どちらかと言うと男性用化学合成フレグランスの類いかな。 上記、代表的な精油のプロファイルにも記載してある通り、 『ローズオットーとローズ・アブソリュートの化学成分は300種以上と大変複雑です。しかし、大半のローズオイルは、多量のシトロネロール、ゲラニオール、フィルネソール、ネロール、ステアロプテンを含有。』 ですから、ローズオイルの主要化学成分であるごく一部の≪ゲラニオール≫だけを他のハーブ植物から抽出したか、化学合成して添加したものと考えられます。パルマローザやゼラニウムなどもゲラニオールを含んでいるからです。 確かに芳香は強烈かも知れませんが、その芳香は、薔薇の芳香とはほど遠いものです。
そこでもし、エッセンシャルオイル(精油)のローズオットーそのものを芳香成分に使用すると価格はどうなるか?概算してみましょう。
● ローズオットー:0.05cc 抽出するためには、ダマスクローズ50本分:価格約\10,000.- 仮にガム1枚当たり、0.0001ccのローズオイルをマイクロカプセルに封入して添加使用したとします。 0.01ccで:価格約\2,000.- 1枚当たり、その1/100ですから、おおよそ、@20.-/枚 ロズオットーのみの原材料費10枚での販売価格は、\200.-を超えることになります。
※ 他の添加剤を一切含めず、ガムそのものと、芳香成分のローズオットー精油と親和用芳香水をマイクロカプセルに封入するためのゼラチンだけで製造して販売するとすれば、だいたい約\300.-前後でできるでしょうか? ただし、限定数量販売となるでしょう。長期の日持ちはほとんどしませんから、会員制の受注販売が妥当かも知れません。となると、多少価格が上がると予測されます。
聖なる読書と伝説「薔薇窓」 http://baramado.info/ 著者:Joanne del apocalypse |
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